プルーフ貨幣の造り方
プルーフ貨幣は、8つの工程から造られています。みなさんの使っている貨幣の造り方と比べてみてくださいね。
円形脱脂

円形とは、貨幣に模様を打つ前の丸い金属板です。
円形に付いたゴミや油を、洗うための装置で取り除きます。
円形焼鈍

貨幣に模様を打ちつけるときに、模様が付きやすくするため、円形を熱して柔らかくします。
洗浄

できるだけ円形に傷が付かないような方法で、表面の汚れを取り除くために酸で洗います。
円形研磨

円形を磨くための機械に、円形と磨くための材料を入れ、振動させます。この振動により円形と磨くための材料がすりあわされ、円形の表面がなめらかになり、光沢が出ます。
変色を防ぐために、すぐに水分を取り除き、乾燥させます。
2回打ち圧印・検査

ちりのないクリーンルームでの作業になります。
ロボットを使って、円形をプレス機にセットし、模様をよりはっきり美しく付けるため、2回、模様を打ちつけます。一枚ずつていねいに造られています。
防錆塗装

貨幣の変色をできるだけ防ぐために、特別な塗料を使い、薄い皮膜の塗装を行います。
検査

目で、貨幣が美しくできあがっているかを一枚ずつ厳しくチェックし、不良の貨幣を取り除きます。
ケースへの組込み

プルーフ貨幣セット用ケースの中板に貨幣を組み込み、さらに外側のケースを組み立てます。
プルーフ貨幣セットのできあがりです。