カラーコインについて
近年、外国では、デザイン性を高めるために、色をつけた貨幣〔カラーコイン〕の発行が盛んになっています。
造幣局でも、青森県で開催されたアジア冬季競技大会の記念貨幣に、日本の貨幣として初めてカラー印刷を施しました。
造幣局では、パッド印刷という方法を利用して色をつけています。パッド印刷には、色の表現方法の違いによって、大きく2種類の方法があります。
1つ目は、あらかじめ調合した単色の組み合わせで色を表現する方法です。日本初のカラーコインである、第5回アジア冬季競技大会の記念貨幣は、この方法を利用して製造されました。
アジア冬季競技大会は、アジア冬季競技大会のシンボルマークと、青森県を象徴する“りんご”を図案化したものに、下の図のように左から順番に白、赤、濃い赤、青、の4色をつけた図柄となっています。
2つ目は、色の三原色などを用いて、網点の数や大きさで色彩や濃淡を表現する方法です。奄美群島復帰50周年記念貨幣はこの方法を利用して製造されました。
カラーコインのつくり方
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