造幣博物館の屋外に展示している造幣局創業期の圧印機2台が、日本国内の機械技術面で歴史的意義のあるものとして、一般社団法人日本機械学会より「機械遺産」に認定されました！詳しくはこちらをご覧ください。

博物館来館者や工場見学者をお出迎えし、記念写真の撮影スポットにもなっているこれらの圧印機は、今から150年前の造幣局創業期に導入され、質の高い貨幣を作り出すことで、日本の貨幣制度の整備に大きく貢献しました。

これらはドイツ製及びフランス製の圧印機で、諸外国の造幣局でも導入されていたものですが、今では世界的に見ても保存されているものは数台しかないそうです。造幣博物館では、この貴重な圧印機を、今後も大切に保存していきます。

なお、「機械遺産」は、今回認定を受けた9件を含め、これまでに113件が認定を受けています。皆さんがよくご存じのものや、あっと驚くようなものが、機械技術の発展史上重要な成果を示したもの、あるいは国民生活・文化・経済・社会・技術教育に対して貢献したものとして、高い評価を受けています。造幣博物館の圧印機同様、博物館等で一般公開されているものも多くありますので、気兼ねなく旅行できる状況が戻れば、「機械遺産巡りの旅」を楽しむのも良いのではないでしょうか。

※「機械遺産一覧」はこちらのページをご覧ください。（日本機械学会ホームページへリンク）
https://www.jsme.or.jp/kikaiisan/heritage_list_jp.html

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