『造幣展示室 明治150年記念特別展 〜明治期の造幣局〜 【シリーズⅣ期】旅する外国人 ウィリアム・ガウランド』の開催について(2018年11月30日)
平成30(2018)年は明治元(1868)年から起算して満150年に当たります。「明治150年」関連施策を推進する政府の取組の一つとして、造幣展示室では「明治期の造幣局」をシリーズ・テーマとして記念特別展を開催しております。
今回、シリーズⅣ期として「旅する外国人 ウィリアム・ガウランド」をテーマに、造幣局で働いていたお雇い外国人であるガウランドに関する展示を行います。造幣局との間で交わされた契約書や給与に関する記録に加えて、日本各地で古墳の調査を行ったことが分かる史料、明治19年の岡山調査旅行で、盗難被害に遭った時の報告書についても展示する予定です。これらの史料から外国人の国内旅行が珍しかった明治時代に、日本各地を旅して回ったガウランドの姿を知っていただけたら幸いです。
特別展の概要は以下のとおりです。
開催期間
平成30年12月10日(月曜日)から12月28日(金曜日)まで
※土曜、日曜、祝日は休館。
開催時間
午前9時30分から午後4時
開催場所
造幣展示室(入館料無料)
広島市佐伯区五日市中央6-3-1
主催
独立行政法人造幣局
主な展示内容
〇 古文書
・「外国雇傭継続命令書」
(明治11(1878)年にガウランドと造幣局との間で交わされた契約内容について書かれた史料。
契約内容の変更点が記されている。)
・「デイロン外五名 命令ニ對スル請書写 英和文共二冊」
(明治8年2月1日付で、ガウランドが造幣頭顧問の役職を受けたことが分かる史料。)
〇 絵図
・「銅銭機械場 西側北角石カキ之図」
(ガウランドが勤務していた銅貨幣鋳造場が描かれた絵図。)
〇 銅貨(ガウランドが勤務していた銅貨幣鋳造場で作られた貨幣。)
・「2銭銅貨幣(明治15年)」
・「1銭銅貨幣(明治15年)」
・「半銭銅貨幣(明治15年)」
・「1厘銅貨幣(明治15年)」
その他
駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用してのご来局をお願いします。
お問い合わせ先
独立行政法人造幣局広島支局総務課(広報担当)
電話:082-922-1597(直通)