造幣博物館 明治150年記念特別展 〜明治期の造幣局〜 【シリーズⅢ期】 造幣局で働くひとたち(2018年7月2日)
平成30(2018)年は明治元(1868)年から起算して満150年に当たります。「明治150年」関連施策を推進する政府の取組の一つとして、造幣博物館では平成30年1月から年間4期に分けて、「明治期の造幣局」をシリーズ・テーマとして記念特別展を開催しております。
今回、シリーズⅢ期として「造幣局で働くひとたち」をテーマに、創業当時の造幣局で働いていた職員に関する展示を行います。明治期の職員の給与明細や、職員が着用していた制服に関する記録に加えて、これまであまり展示する機会がなかったお雇い外国人に関する史料の展示も予定しておりますので、当時の古文書や写真などの展示を通して、明治時代の造幣局で働いていた人たちの姿を知っていただけたら幸いです。
特別展の概要は以下のとおりです。
開催期間
平成30年7月9日(月曜日)から9月17日(月曜日・祝日)まで
(ただし、博物館メンテナンス等のため休館する場合があります。)
開催時間
午前9時から午後4時45分(ただし、入館は午後4時まで)
開催場所
造幣博物館(入館料無料)
住所:大阪市北区天満1-1-79
電話:06-6351-8509(直通)
主催
独立行政法人造幣局
主な展示内容
〔第Ⅲ期のテーマに関する展示(主なもの)〕
〇 日本人職員に関する展示
・明治5年1月の出勤簿
・「諸費支払申牒」(職員の給与について記録されている古文書)
・「明治八年七月造幣寮 額外常費内訳表」(被服費明細表が収録されている古文書)
〇 お雇い外国人に関する展示
・「ブラガ・スエビより公私書状」(英文の古文書)
〇 明治7年に造幣局内で起こったお雇い外国人排斥運動に関する展示
・「第一改正処務建白部 附会議聞取 応接書」(お雇い外国人に関する日本人職員の聞取り書)
・「明治7年9月19日より12月15日まで」(外国人排斥運動に関する造幣局と東洋銀行とのやり取り
が記載された古文書)
〔第Ⅰ~Ⅳ期開催中の常設展示〕
〇 明治期に製造した貨幣
・加納夏雄の貨幣図案、試作貨幣
・新貨条例に基づく貨幣
20円金貨、10円金貨、5円金貨、2円金貨、1円金貨、
1円銀貨、貿易銀、50銭銀貨、20銭銀貨、10銭銀貨 など
・貨幣法に基づく貨幣
20円金貨、10円金貨、5円金貨、50銭銀貨 など
〇 明治期に製造した記章、章牌
・大日本帝国憲法発布記念章、明治天皇大婚25年祝典之章、
皇太后陛下造幣局臨御記念牌、内国勧業博覧会龍紋賞牌、
渋沢栄一肖像牌、井上馨肖像牌、松方正義肖像牌 など
期間中のイベント
① 館内ガイドツアー
② 学芸員による特別展展示品解説
③ 拓本体験
④ 鋳造体験
⑤ 缶バッジ製作
⑥ クイズラリー
各イベントの詳細につきましては、明治150年記念特別展【シリーズⅢ期】のポスター及び各種イベントのご案内[PDF]をご覧ください。