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特別展の見どころ紹介①(2023年7月28日)

造幣博物館では、2023年7月21日(金曜日)から、特別展「おなはしに登場するお金-昔話から推理小説まで-」が始まりました。
今回の特別展では、昔話や落語、童話、推理小説などに出てくるお金にスポットを当てています。

(写真)二銭銅貨の写真

こちらは、明治6(1873)年から明治17(1884)年まで造幣局で製造されていた二銭銅貨です。
このお金が登場するのは、大正12(1923)年に雑誌「新青年」に発表された江戸川乱歩の『二銭銅貨』です。

二銭銅貨の中に入っていた謎の文章が書かれた紙を手掛かりに、ある電気工場から盗まれたお金を探す短編小説で、江戸川乱歩の作家デビュー作でもあります。

二銭銅貨は、小説が発表された大正12年には、すでに製造は終了していましたが、昭和28(1953)年まで通用が認められていました。
大正12年までに製造された銅貨には、二銭銅貨の他に一銭銅貨、半銭銅貨、一厘銅貨がありましたが、最も直径が大きく、厚みがあったのが二銭銅貨です。

今年は、江戸川乱歩作家デビュー100周年にあたります。
展示を見て興味が出た方は、是非『二銭銅貨』も読んでみてくださいね。

今回の特別展では、会場内に写真撮影スポットを用意しました。
大判や永楽通宝の顔出しパネルもあります。
色々なお金に囲まれて、もしくはお金から顔を出して、
記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?

(写真)貨幣パネルを持つ博物館スタッフの写真

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