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特別展の見どころ紹介 ① (2022年7月27日)

造幣博物館では、2022年7月22日(金曜日)から、特別展「江戸時代の貨幣展」が始まりました。
今回の特別展はタイトル通り、江戸時代の貨幣にスポットを当てた展示です。

江戸時代には、大判、小判、丁銀、豆板銀、寛永通宝など、形も素材も異なる様々な種類の貨幣が発行されていました。額面が決まっていない貨幣や、特定の地域だけで使われていた貨幣もあり、製造場所は日本各地に存在していました。
現代とは異なる江戸時代の貨幣事情を知ってもらえたらと思い、この特別展を企画しました。

今回の特別展では、大判を2点展示しています。
大判は、大名や公家が贈答や恩賞、献上などに用いたもので、市中に流通することがほとんどない貨幣でした。表面には、墨書きで「拾両」と書かれています。「両」は重さの単位で、1枚が44匁(165g)であることを表しています。

(写真)大判の写真(表)

大判の裏側は、このようになっています。

(写真)大判の写真(裏)

この大判は、万延元(1860)年から文久2(1862)年にかけて造られた万延大判です。
特別展会場で展示しているのは、元禄大判と万延大判の2点だけですが、博物館3階の常設展示室には、慶長大判や元禄大判など、数多くの大判が展示されています。

「江戸時代の貨幣展」を見て大判に興味を持った方は、常設展の方も見学してみてくださいね。

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