せかいいさん・かへいセット

⑫ 紀伊山地(きいさんち)の霊場(れいじょう)と参詣道(さんけいみち)

紀伊山地(きいさんち)の熊野三山(くまのさんざん)、高野山(こうやさん)、吉野(よしの)・大峯(おおみね)は、古代以来(こだいいらい)、自然崇拝(しぜんすうはい)にねざした神道(しんとう)、中国(ちゅうごく)から伝来(でんらい)し我(わ)が国(くに)で独自(どくじ)の展開(てんかい)をみせた仏教(ぶっきょう)、その両者(りょうしゃ)が結(むす)びついた修験道(しゅげんどう)など、多様(たよう)な信仰(しんこう)の形態(けいたい)を育(はぐく)んだ神仏(しんぶつ)の霊場(れいじょう)であり、大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)、熊野参詣道(くまのさんけいみち)、高野山町石道(こうやさんまちいしどう)などの参詣道(さんけいみち)とともに広範囲(こうはんい)にわたって極(きわ)めて良好(りょうこう)に遺存(いそん)している比類(ひるい)のない事例(じれい)である。
また、それらが今(いま)なお連綿(れんめん)と民衆(みんしゅう)の中(なか)に息(いき)づいている点(てん)においても極(きわ)めて貴重(きちょう)である。

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