プルーフ貨幣の製造方法
円形脱脂

円形(えんぎょう)とは、貨幣に模様を圧印する前の貨幣の形に打ち抜かれた金属板です。
円形についたゴミや油を洗浄装置で除去します。
円形焼鈍

貨幣に模様を圧印する時に、模様がでやすくするため、円形を熱して軟らかくします。
洗浄

できるだけ円形に傷がつかない方法で、表面の汚れを取り除くために酸で洗います。
円形研磨

円形研磨の機械に、円形と研磨材を入れ、振動させます。この振動により円形と研磨材が擦りあわされ、円形の表面がなめらかになり、光沢がでます。
変色を防ぐために、すぐに水分をとりのぞき、乾燥させます。
2回打ち圧印・検査

塵のないクリーンルームにおいて、ロボットを用いて、円形をプレス機にセットし、模様をより鮮明にうちつけるため、2回、圧印作業を行います。
防錆塗装

変色等を防止するため、貨幣全面に防錆塗料を塗布します。
検査

人の目で、貨幣が美しく完成しているか、一枚ずつ厳しくチェックし、不良の貨幣を取り除きます。
ケースへの組込み

プルーフ貨幣セット用ケースの中板に貨幣を組み込み、さらに外側のケースを組み立てます。
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