地方自治法施行60周年記念貨幣の偽造防止技術

地方自治法施行60周年記念貨幣には、現行の通常貨幣で使用している偽造防止技術に加え、更に高度化させた、高い偽造抵抗力を持つ、種々の偽造防止技術を導入しています。

千円銀貨幣

千円銀貨幣では、貨幣の圧印と同時に貨幣側面の周囲に斜めのギザを入れることで偽造抵抗力を向上させています。この、貨幣の模様の圧印と同時に貨幣側面の周囲に斜めギザ加工を施す技術は、日本の造幣局が独自に開発した技術であり、日本をはじめ、アメリカ、イギリスなどでも特許を得ています。
加えて、貨幣の裏面の一番大きい雪の結晶部分に、潜像加工により地方自治法施行60周年を記念した「60」の文字と47都道府県を示す「47」の文字が浮かび上がるよう加工しているほか、微細点加工を施しています。この技術も、潜像加工と同様、他の貨種でも実績のある確立した技術ですが、偽造を防ぐ効果は非常に高いものです。

5百円バイカラー・クラッド貨幣

五百円記念貨幣は、日本で初めてのバイカラー・クラッド貨幣となっています。
この記念貨幣に採用されたバイカラー・クラッド技術は、異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込む「クラッド」技術でできた円板を、それとは異なる金属でできたリングの中にはめ合わせる「バイカラー」技術を組み合わせたものです。
加えて、貨幣の裏面の古銭中央の四角の穴の部分に、地方自治法施行60周年を記念した「60」の文字と47都道府県を示す「47」の文字が浮かび上がる潜像加工に加え、微細点・微細線加工を施しています。
このほか、貨幣の側面においては、斜めギザの一部を他のギザとは異なる形状にした「異形斜めギザ」を採用しています。この異形斜めギザ加工技術は、日本独自に開発した技術で、さきに発行した「日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念五百円貨幣」に引き続き採用した技術であり、技術的にも視覚的にも偽造抵抗力を一層高めたものとなっています。