先輩からのメッセージ

事業部販売・顧客 サービス課 係員(平成24年採用:Ⅱ種行政)
「公的な機関でありながら、製造・販売業もある造幣局での仕事に強いやりがいを感じます」

事業部販売・顧客 サービス課 係員の画像

● 現在の業務内容

私は、販売・顧客サービス課で、海外販売業務を担当しています。造幣局では、一般流通用の貨幣、記念貨幣を製造するほか、コレクション用の貨幣セット、金属工芸品を製造しており、そういった製品を海外にも販売しています。そのための売り込み、契約手続き、製品発送、顧客対応等が私の主な業務内容です。また、年に2回程度、海外で行われる貨幣イベントにも参加し、ブースでの販売を行うほか、海外ディーラーと商談を行い、造幣局製品の販売につなげるようアピールに努めています。

● 造幣局を志望した理由

正直なところ、初めから造幣局を志望していたわけではありませんでした。説明会等を通じて造幣局の業務内容等を知り、公的な機関でありながら製造業であり、海外とのつながりも深いという部分に興味を持ち、造幣局で働いてみたいと思うようになりました。

● やりがいを感じるとき

民間企業の社員ではなく、国家公務員の身分を持ちながら、製品販売に携わることで、他に代え難いやりがいを感じています。特に、造幣局の製品の品質は、国際基準から見ても非常に高く、海外のお客様からも、高評価を頂戴することが多々あります。そんなときは、販売担当者として製造部門の皆さんの日々の研鑽に尊敬の念を抱くだけでなく、自分自身もまた、世界でもトップレベルの技術を有する日本の造幣局の一員であることを、誇りに思います。

● 学生のみなさんへ

造幣局の業務は、貨幣の製造以外にも非常に多岐にわたっています。少しでも関心があれば、先入観にとらわれず、官庁訪問等を通じて造幣局を知ってみてください。皆さんが取り組んでみたいと思うような仕事が見つかるのではないでしょうか。

(所属は平成26年4月現在)

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貨幣部貨幣製錬課 係員(平成23年採用:Ⅱ種化学)
「貨幣や歴史ある勲章といった重要な「モノ」をつくることで、社会に貢献できることが魅力です」

貨幣部貨幣製錬課 係員の画像

● 現在の業務内容

現在、私が所属している貨幣製錬課は、貨幣係と製錬係の2つの係から成り立っています。貨幣係では貴金属貨幣の製造を、また、製錬係では貴金属の精製や鋳潰し作業を主に行っています。

貨幣係で製造している貴金属貨幣は金または銀を用いた記念貨幣が主流です。さらに、貨幣にパッド印刷を施すことによって、見た目も鮮やかなカラーコインを製造しています。最近では、地方自治法施行60周年記念千円銀貨幣の製造を行っています。また、溶解工程から検査工程まで一貫して記念貨幣の製造を行っている唯一の係です。

一方、製錬係では、財務省との契約による金・銀の精製や鋳潰し作業、造幣局内で使用するために必要な金・銀地金の鋳造を行っています。さらに、ここで製造している金塊や銀塊は、ロンドン地金市場協会(LBMA)に登録しており、国内外を問わず信頼される高品質な製品を取り扱っています。

● 造幣局を志望した理由

造幣局は国家公務員が働く官庁等の中で「モノ」を製造している数少ないところです。身近にある貨幣や歴史ある勲章といった重要な「モノ」をつくることを通じて、国家公務員として社会に貢献できることに魅力を感じました。

● やりがいを感じるとき

事務所の職員としての私の業務は、会計システムを活用した在庫管理や購買管理、さらに、作業報告書の作成などです。少ない人数の部署でありながら、部署の規模と比較して取り扱う業務は多岐にわたっているため、多くの業務を手掛けることができ、やりがいを感じることができます。一方で、業務に取り組むうえでは、作業が円滑に進行するように気を配ることが大切であり、大変なことでもあると思っています。

● 学生のみなさんへ

この造幣局は、国家公務員でありながら、製造業の一員としても仕事が出来る点に大きな特徴があると思います。また、普段皆さんが使用している貨幣を製造しているのはもちろんですが、それ以外にも様々な製品の製造や開発、さらには研究に至るまで、想像以上に興味深い職場が多いです。皆さんも造幣局の一員として、専門分野だけに限らず幅広く知識と能力を身に付けて生かしていきませんか。

(所属は平成26年4月現在)

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広島支局貨幣第一課 係員(平成23年採用:Ⅰ種理工Ⅰ)
「技術的知識を生かして貨幣製造に携わることへの強い責任と誇りがあります」

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● 現在の業務内容

現在は、貨幣第一課で皆さんが普段使っている貨幣の一貫製造工程のうち、鋳造された金属塊を貨幣の厚み程度まで薄く圧延する工程に勤務しています。私はそこで、品質管理・安全管理や資材調達等、工場の運営に関わる業務を、現場で作業している皆さんと協力しながら行っています。

● 造幣局を志望した理由

かつて金属工学に関わることを学んできた中で、金属というものがこの世の中の経済でどのような役割を果たしているのか?ということにふと興味を抱きました。造幣局というのはまさに、金属が経済の担い手として活躍している「お金」そのものを造るところです。先述の興味も相まって、そのような製造事業に関わる仕事をぜひともしたいと強く感じたからです。

● これまでの仕事で印象に残っていること

現場で作業している皆さんは、自分の技術に強いプロ意識を持ち、貨幣製造に携わっていることに強い責任と誇りを持っています。そのため、仕事上の意見も筋が通っていて、中には厳しい部分もあります。その意見に応えていくには大変なこともありますし、時には自分の持つ力や知識で対応できるのか?と不安に感じることもあります。しかし、現場で作業している皆さんとコミュニケーションを取り、一緒に考えて解決できたときは共に喜び、自分の仕事が人の役に立っているということを感じました。

● 学生のみなさんへ

造幣局もまた、民間の製造業と同様、己の技術を磨き進化させていくことで、様々な世界とたくましく渡り合っていかなければなりません。広い視野で物事を見ることができる人、今あるものを変革し良くしたいという気概のある人、その力を造幣局で生かしてみませんか。

(所属は平成26年4月現在)

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事業部事業企画課 係員(平成22年採用:Ⅱ種電気・電子・情報)
「モノづくりの好きな私が、企画や製作に携わる一員であることを肌で感じ、責任を実感しています」

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● 現在の業務内容

私が所属する事業企画課は、事業部(業務内容:貨幣セットや勲章、金属工芸品の製造・販売)を総括する部署です。私は主に部内各課からの作業報告書の取りまとめ、幹部をはじめ関係各所への報告、また貨幣セットの売り上げに伴う国庫への納付金額を算出したりしていますが、いずれも経営判断の基礎となる重要な業務でミスは許されません。

報告書の取りまとめをすることで、製品の企画段階からお客様の手に渡るまでのプロセスと結果を大局的に見ることができます。一方で、各種製品のデザイン案やサンプルなどを自分の目で確かめることもあり、製品の製作に携わる一員であるということを肌で感じています。

● 造幣局を志望した理由

貨幣は身近で当たり前のように存在していますが、ものの価値をはかる尺度となる重要なものです。その貨幣自体も形ある“モノ”であり、それを造る職場があるということ、そこでは貨幣はとても精巧に造られていることやその他にも多くの製品を造っているということに興味を持ち、モノづくりが好きな私はその仕事に携わりたいと思うようになりました。

● 休日の過ごし方について

社会人になってから始めた習い事に通ったり、カメラを持って京都の街歩きに行ったり、長い休みには旅行に行ったりして、心と体のリフレッシュを心がけています。休日に好きなことをしてしっかり楽しむことで、仕事へのモチベーションもまた新たになるのではないでしょうか。

● 学生のみなさんへ

造幣局では貨幣や勲章などの製造を行っており、これらモノづくりを通じて、また、財務省や海外の国々とのやり取りを通じて誇り、使命感、責任感を自覚するなど、様々な経験を積み重ねるうちに自らの成長を実感できると思います。ぜひ一度造幣局に来てください。楽しい雰囲気を肌で感じてもらえれば、造幣局で働いてみたいと思うことでしょう。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

(所属は平成26年4月現在)

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総務部海外業務課 専門官(平成11年採用:Ⅱ種行政)
「造幣局」を通して世界に伝える『日本力』

総務部海外業務課 専門官の画像

● 現在の業務内容

現在、海外業務課において、主に外国貨幣の製造受注に関する業務を担当しています。造幣局は、平成24年にバングラデシュの2タカ貨幣5億枚の製造に関する国際入札に参加し、貨幣を製造供給することとなり、今年の4月に全ての貨幣の納品を終えました。造幣局にとって戦後初の外国一般流通貨幣の製造受注であったことから、新聞やテレビ等で大きく報道されました。

バングラデシュの貨幣は、素材や梱包形態が日本の貨幣とは異なっており、製造工程では様々な苦労がありました。また、コンテナ船を利用した海上輸送など、我々が初めて経験することばかりでした。納品にたどり着くまでには多くの試行錯誤がありましたが、このような一大プロジェクトに挑戦することは、何度も経験できることではないと思いますので、それに携わることができ、その中で多くのことを学べたことに喜びを感じています。

● やりがいを感じるとき

造幣局では緊急の改鋳に備えた設備の有効活用を図るため、このように外国貨幣の製造受注に向けた取り組みを進めており、当課において各国の通貨発行機関を訪問するといった営業活動も行っています。その結果、近年では、スリランカやカンボジア、ブルネイの記念銀貨幣についても製造を受注しました。それぞれの国の事情もあり、こちらの予定どおりに工程が進まないことも多く、担当者として日々プレッシャーを感じています。一方で、発注国の事情や要望に応じ、製造部門が様々な工夫をして柔軟に対応しつつ、各工程においてコスト削減等の制約がある中で最大限のこだわりを発揮するといった、造幣局のモノづくり精神を間近で感じることができるという醍醐味があります。そしてそれを世界に伝える役割を担っていることが喜びです。

● 学生のみなさんへ

私は、入局後、アメリカに派遣留学し、経営学やマーケティングを学ぶ機会に恵まれました。その経験や知識を生かして現在は海外業務を担当しています。公務員でありながら、まるで商社のような仕事をすることになるとは思ってもいませんでしたが、それが新たな挑戦となっています。造幣局では製造から販売まで多様な業務を行っています。大学で学んだ自分の専門にこだわらず、与えられた機会になんにでも前向きに取り組んでください。きっとやりがいのある仕事に出合えると思います。

(所属は平成26年4月現在)

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総務部経営企画課調整室 専門官(平成10年採用:Ⅱ種機械)
「造幣局や財務省での様々な業務経験全てが、現在の仕事に役立っています」

総務部経営企画課調整室 専門官の画像

● 現在の業務内容

現在は経営企画課調整室において、貨幣製造契約等の対外的な連絡調整を担当しています。連絡調整は、主に造幣局の主務省であり貨幣製造契約の締結先である財務省と貨幣の製造契約関係、記念貨幣の製造関係、造幣局で行われる行事(貨幣大試験、記念貨幣打初め式)関係、など多岐にわたる事項について行っています。

現職に配属されるまでは、製造部門において作業計画の策定、工場管理事務を担当したほか、2年間は財務省に出向しました。財務省と連絡調整をするにあたっては、これまで担当した造幣局での業務の経験と財務省での経験が役立っています。

● 造幣局を志望した理由

入局するまで造幣局で貨幣を製造していること以外は何も知りませんでしたので、貨幣の製造に携わることができると聞いて単純に興味を持ったのが志望した理由です。

● 入局前のイメージと実際の違い

「機械」の試験区分の合格者として採用されたため、入局当初は製造に関する事務や設備の設計にのみ携わると思っていました。実際にはそれだけではなく、経営企画に関する事務や造幣局が発注する契約に関する事務など、様々な業務に携わることがあるので、専門外では苦労することもありますが、心地よい刺激となっています。

● 学生のみなさんへ

造幣局を志望するからといって、入局前には特別な知識は何も必要ありません。造幣局で一生懸命仕事をする、という強い意欲があれば十分です。

近い将来、このパンフレットを読んで入局した方とともに仕事をすることを楽しみにしています。

(所属は平成26年4月現在)

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東京支局事業調整課 課長(昭和59年採用:中級化学)
「技術、製造、研究、管理 - それぞれの部門で得た経験を生かし、現在、人材の育成と活用を推進しています」

東京支局事業調整課 課長の画像

● 体制の変化と現在の業務内容

私が入局した頃の名刺の肩書きは、「大蔵省造幣局 大蔵技官」でした。当時は大蔵省の一職員として大きな責任を感じたものでした。平成15年から造幣局は独立行政法人となり、行政の一翼を担いつつ、毎年度の組織目標を掲げ、業績や事業の収支を意識するようになりました。また職員もこれまで前例を参考として業務を遂行していたのが、それぞれのポジションに求められる資質や役割をより深く認識して職務に当たるようになりました。人事評価も個人目標の達成度が業績評価の対象となり、また、役職に応じた能力の発揮度が能力評価の対象となって、ボーナスや昇任に反映される目標管理型の人事管理が行われています。

さて、造幣局は大阪にある本局を中心として業務を運営しており、広島支局では貨幣の一貫製造を、東京支局では貨幣製造、勲章製造、貴金属製品の品位証明の造幣3事業を行っています。造幣局はこれら3局体制を維持しつつ、本局への業務の集約化を進めた結果、東京支局は平成19年度には7つあった課が、25年度には3つの課に集約されました。1つは総務課、1つは貨幣課、もう1つは私の担当する事業調整課です。ここでは、本局とのパイプ役として、作業計画、品質管理、環境管理、情報管理、技術調査等の様々な業務を行う庶務事務部門と勲章等を製造する部門、貴金属製品の品位分析及びホールマークの打刻を主に行う試験検定部門、東京支局のライフラインや製造設備の保守を行う保全部門の4部門の業務を担っています。こうした多岐にわたる業務を運営するにあたって、これまでの経験が役に立っていると実感しています。

● これまでの仕事を振り返って

私は入局1年目に配属された技術部門の後、試験分析部門で金、銀、白金の分析に5年、勲章製造部門で主に七宝技術に5年、研究部門で13年研究に携わっている間に大学院派遣研修において理学博士号を取得。その後、技術管理部門で主に品質管理に5年携わり、この間財務省国庫課や日本銀行への説明要員も務めました。

それぞれの部門での職務を振り返ってみると、試験分析部門では、金箔の分析のため、息を止めて1枚ずつピンセットで試料採取した緊張感や偽造金貨の裁判で自分たちの分析結果が判決の決め手になったときの重責感を味わったことを懐かしく思います。現在、この部門では貴金属分析技術の一層の向上を図るため、国内外の分析所との交流を行うなど新たな挑戦を始めています。また、勲章製造部門では、名古屋の七宝町を訪れ七宝作家から有線七宝技術を教わったときの感動や、勲章は覚えきれないほど多くの工程を経て完成するために、当時「巻き物」と呼ばれていた作業報告書を作成していた思い出がよみがえります。現在は技能伝承と効率化という課題に取り組んでいます。さらに、研究部門では、貨幣製造工程の再編と研究開発業務の拡充に伴い配置換えとなった20人余りの現場職員と勉強会を重ね次々と導入された最新鋭の研究設備の習得に追われたこと、大学の先生や公共及び民間の研究者から多くの刺激と指導を得て、やる気に満ちた日々を送りました。それから、技術管理部門では、新技術を工業で実用化させるときに要求される企画力、判断力、実行力を学びました。

こうした経験を生かし、昨年からは事業調整課 課長(現職)として、造幣局を取り巻く環境を踏まえながら、課のビジョンに向かって、上司や関係各所との議論あるいは調整を行い、前例にとらわれない業務改善や人材の育成と活用を推進しています。

● 学生のみなさんへ

皆さんにお伝えしたいのは、職員の身分は国家公務員ですが、造幣局はモノづくりの職場ですから、現場を好きな人に造幣局を志望していただきたいということです。国民の誰もが手にする製品であり、経済の潤滑油である貨幣を製造している責任感、世界に誇れる品質と気品を備えた勲章を製造しているという自負、貴金属製品の取引の安定に寄与しているという信念をあなたも感じてみませんか。

(所属は平成26年4月現在)

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造幣局の「ものづくり」
広島支局 貨幣第一課 係員(平成22年採用:Ⅰ種理工Ⅰ)

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私は現在、広島支局の貨幣第一課に所属しています。広島支局は、500円から1円までの通常貨幣の製造における主幹工場という位置づけで、三局で唯一、溶解工程及び圧延工程の設備が設置されています。その中で、貨幣第一課は圧延工程を担っており、溶解工程で製造した鋳塊を決められた厚さに圧延しています。圧延工程は1ラインしかなく、仮にトラブル等により操業が停止してしまうと、後工程はもとより最悪の場合には造幣局全体の貨幣製造に重大な影響を与えることから、設備の安定稼働が強く求められる部署でもあります。

そのような中、私は圧延工程における設備管理のほか、生産管理、地金管理などを担当しています。圧延工程は、熱間圧延、面削、粗圧延、コイル溶接、仕上圧延、ロール研削と6つの工程から成り立っており、それぞれ異なる設備を稼働させるので、1つの工程を理解するだけでも大変です。配属された当初は不安もありましたが、先輩方の熱心であたたかいご指導を受けつつ、日々やりがいを感じながら設備の安定稼働に努めています。

圧延工程は大型設備を用いた作業ですが、一方で造幣局では、勲章や金属工芸品といった非常に精巧な製品づくりも手掛けています。他にも記念貨幣の製造・販売や偽造防止技術の研究など、造幣局での業務は多岐にわたります。造幣局は、国家公務員でありながら、「ものづくり」を行う数少ない職場です。私自身、貨幣や勲章といった非常に重要で歴史や伝統のある「もの」を「つくる」組織の一員であることに誇りを感じています。

造幣局では貨幣という誰にでも身近なものを製造しています。そしてこれからも、より安定的で確実に、より効率的に製造すべく、常に進歩していかなければなりません。そのためには、これまで以上に幅広い分野の多種多様な人材が必要です。少しでも「ものづくり」に興味がある方は是非造幣局に来て、共に働いてみませんか。

(所属は平成24年7月現在)

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造幣局と私
総務部 経理課 係員(平成22年採用:Ⅱ種行政)

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私は現在、経理課に所属し、原価計算の業務を担当しています。造幣局のイメージとして、職員が工場でお金を作っている姿を想像される方も多いと思いますが、他の官庁や企業と同様、人事課や経理課といった貨幣製造の補助を担う部門も存在します。

経理課では貨幣や勲章の製造に必要な材料の調達、現金の出納などを行っており、他に決算や原価計算といった業務があります。原価計算とは製品1個あたりの原価を管理することによって、製造の効率を分析したり、財務諸表の金額を適正に表示したりするための作業です。造幣局には通常貨幣、プルーフ貨幣、記念貨幣、貨幣セット、勲章、金属工芸品といった様々な種類の製品が存在しており、その原価を計算するために他課の方々の協力を得ながら、月々の原価計算に取り組んでいます。

たまに、製造現場に足を運ぶ際、業者のトラックや作業用のフォークリフトに遭遇すると、造幣局はものづくりの官庁なんだなと改めて実感します。それを眺めながら敷地内を歩くだけでもいい気分転換になります。数字や書面上の業務をこなすだけでなく、物の製造も行っている、それが造幣局の良い雰囲気をつくっているのだと思います。

国家公務員、純正画一な貨幣、勲章などと聞いて、身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、決して堅苦しくなく、働きやすい職場だと思います。興味のある方は一度訪れてみてください。皆さんの訪問をお待ちしています。

(所属は平成24年7月現在)

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造幣局と建築工事
貨幣部 施設課 主事(平成10年採用:Ⅱ種建築)

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私は現在、貨幣部施設課に勤務し、建築工事の実務・予算関係の仕事を行っています。「造幣局で建築の仕事…」というと初めて耳にする人にはなかなか理解してもらえないことが多いのですが、造幣局では庁舎や工場、宿舎など様々な建物があり、そういった建物の新築や改修工事の設計・積算・監督などが主な仕事です。

各職場から改修等の要望があれば精査したうえで予算を計上し、現場調査をしてCADにより図面を作成し、施工図の確認、配筋検査、コンクリート打設の立会い確認など、建築業者に対し設計図面や仕様書どおりの施工ができているか監督をしています。工事としては内外装工事、外構工事、耐震補強工事など非常に多岐にわたり覚えることもたくさんありますが、①安全②省エネ③快適な職場になるよう絶えず取組み、国民生活に不可欠な貨幣の安定供給等の造幣事業に貢献しています。

造幣局には、明治時代の建物である造幣博物館や、戦前竣工の現庁舎などの歴史的に価値の高い建物が存在し、また、有名な桜の通り抜けもあり、造幣局は大阪を代表する風景の一つだと思います。昨今、建物の安全性が強く叫ばれているなか、歴史的な価値や景観を損なうことなく建物を維持しつつ、未来へ向けて新しい造幣局つくりに取り組むことは非常にやりがいのある仕事だと思っています。

庁舎及び工場の合理化の推進等により、造幣局ではこれからも大きなプロジェクトが続きますので、建築部門の仕事は今後も益々大きな役割を担っていくと考えています。建築部門は決して人数が多いほうではありませんが、比較的若い職場の中でお互いに意見を出し合いながら切磋琢磨して、専門知識の向上に努めています。

まずは官庁訪問等を利用して、造幣局の仕事の雰囲気を少しでも感じてもらい、私達の仕事に興味をもっていただけたら嬉しいです。是非みなさまのお越しをお待ちしています。

(所属は平成24年7月現在)

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「ものづくり」職場
広島支局 貨幣第二課 係員(平成22年採用:Ⅱ種機械)

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私は現在、広島支局貨幣第二課に勤務し、主に貨幣の品質管理や生産管理、副資材の手配などを担当しています。

広島支局貨幣第二課は、成形係・圧印係・検査係の3つの係に分かれていて、成形係では圧延板から円形(えんぎょう)と呼ばれる貨幣の形のものに打ち抜き、貨幣の模様を出やすくするため縁をつけ加熱・洗浄を行います。次に、圧印係で円形に極印と呼ばれる模様をプレスするための金属を用いて表裏同時に模様をプレスします。そして、検査係でプレスされた貨幣の模様やキズ等の検査を行い、合格となった貨幣だけを厳重に計数して袋づめしていきます。

以上のように貨幣第二課における製造工程は、貨幣を製造する上での最終工程に位置しており、その作業は複雑かつ繊細であるため、安定的に運用していくには各工程において職員が一丸となって作業に取り組み、協力し合うことが大切です。

造幣局の魅力は「ものづくり」を行っている職場というところであり、国家公務員が働く官庁等の中で「もの」を製造している数少ないところです。造幣局に入局する前は、身近な存在である貨幣を工場見学で出来上がっていくのを見ていた立場だったのが、造幣局に入局し、実際に貨幣の製造に携わるようになり、目の前で材料から順番に形づくられていく様を触れることができるところに私は面白味を感じますし、非常にやりがいのある仕事であると思います。

もし少しでも興味のある人がいれば、官庁訪問等を利用して、造幣局の仕事の雰囲気を少しでも肌で感じてもらえればと思います。みなさんのお越しをお待ちしています。

(所属は平成24年7月現在)

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円滑な貨幣製造に向けて
広島支局 作業管理課 係員(平成21年採用:Ⅰ種理工Ⅰ)

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私は現在、広島支局の作業管理課に所属しています。造幣局は大阪に本局があることは「桜の通り抜け」などで有名なので、みなさんご存知だと思います。その本局以外にも東京支局、広島支局の2つの支局があることは、あまり知られていないかもしれません。

その中で広島支局は、金属材料を溶かすところから、貨幣の製造までの全てを行う3局の中で唯一の一貫工場となっています。作業管理課での私の主な仕事は、貨幣製造のための作業計画の調整を行っています。貨幣を決められた納期に納入させるために、各製造現場の事務所と、毎日の作業が滞りなく進むように調整を行っています。具体的には、コイルを製造するための鋳塊の在庫は足りているのか、本局で圧印するための円形はどのように送付計画に組み込んだら良いのか、回収貨幣を収納するためのコンテナが足りなくなることはないか、などなど日々様々なことを考えながら業務を行っています。

この部署に配属されて2年目ですが、はじめのころは支局全体をみるような仕事を自分にできるのだろうかとても不安でした。しかし、とても熱心であたたかい上司や先輩方に助けられ、アドバイスを受けながら楽しんで仕事をしています。

貨幣は私が物心ついたときにはもちろんですが、生まれる前からずっとみなさんのまわりに存在していたものであり、今後も当たり前のように生活の一部として変わらず存在し続けるものだと思います。他の製造業とは一味も二味も違う造幣局でみなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。

(所属は平成23年7月現在)

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造幣局を志望する皆さんへ
広島支局 溶解課 係員(平成20年採用:Ⅱ種電気・電子・情報)

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私は現在、広島支局溶解課に勤務し、主に生産管理や設備管理及び物品・資材の購入を担当しております。溶解課は主に貨幣の材料である、ニッケル黄銅や白銅、青銅、黄銅といった金属を溶かし、鋳塊と呼ばれる棒状にした製品を後の工程に送る業務を行っています。

文章で書くと、ものすごく簡単な作業をイメージされるかもしれませんが、実際に現場で働いている職員は、約1400℃となる溶けた貨幣材料の炉の側で、暑い夏の日は汗だくになり、寒い冬の日も溶けた地金の輻射熱で汗をかきながら、安全第一を肝に命じつつ黙々と作業を続けています。

溶解工程は、熱間圧延、冷間圧延、圧穿、圧縁、洗浄、圧印、検査といった順で加工されていく一貫工程においての最初の工程になります。この工程を担っている溶解課でトラブルが起き鋳塊が製造できなくなると、後の工程にも迷惑をかけてしまい、貨幣製造自体に支障が出てしまいかねません。そういったトラブルを未然に防ぐために、設備の点検計画の策定や、作業に必要な物品及び材料等を欠かさないよう日々チェックをし、安定稼働、作業環境の維持及び改善に努めています。

造幣局の魅力は、国家公務員が働く官庁等の中でも数少ない物造りを行っている職場です。造っているものは、皆さんがご存知の貨幣といった身近なものから、勲章や金属工芸品といった、 ものすごく精巧なものまでを手掛けています。その製造に携わるということは、単純なようで奥が深く、製造技術においても造幣局には140年にわたる歴史の中で築き上げた、誇れる技術があることを認識できると思います。

私達が職務で携わった数多くの貨幣や勲章、金属工芸品が国民の皆様の手に渡り、日本中何処に行っても、それらが使われている情景を垣間見ることができるのは、他官庁では得られない体験ではないでしょうか。私が造幣局を志望した一番の理由は、そのような自分達の仕事の成果を、より身近な場面で感じられる官庁だと思ったからです。

昨今、クレジットカードや電子マネー等の普及により、貨幣の需要は減少傾向にありますが、決してなくなるものでありません。造幣局は職員一同、「純正画一な貨幣を合理的な価格で安定的かつ確実に供給する」という使命の下で頑張っております。あなたもその一翼を担う人材として、造幣局で働いてみませんか。

(所属は平成23年7月現在)

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わたしの仕事「感」
貨幣部 貨幣課 係員(平成21年採用:Ⅱ種機械)

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私が現在所属している貨幣部貨幣課は成形・圧印・検査の3係に分けられ、私は圧印係で勤務しています。貨幣課では、造幣局の使命の一つである「純正画一な貨幣の安定的供給」を主な業務としていますが、貨幣製造ラインとは長く複雑かつ繊細であるため、その安定的運用には、各工程において現場の方々と私達事務職とが一丸となって作業に取り組み、お互いに協力し合うことがとても大切です。

圧印係において、圧印済貨幣の品質管理が私の主要業務です。日々製造している通常貨幣や記念貨幣、貨幣セット用貨幣などが、きちんと規格に収まっているかを定期的に抜き取り検査しています。またその他にも、材料となる円形の納入や検査装置の点検校正、物品の在庫、製造枚数、作業計画、部品の耐久性の管理などにも携わっております。

上記の業務のうち特に検査関連業務に関しては、品質防衛ラインの一翼を担う立場である以上、見過ごすと規格外貨幣が市中に流通してしまう危険があるので、測定には非常に神経を使います。当初はこの重要な作業を一任されることに大きな不安を感じていたのですが、諸先輩方の暖かい支援を得て、何とか毎日仕事に取り組んでいます。

貨幣課が必要とする仕事に必要な能力とは、丁寧かつ迅速な作業を日々行うことであり、慣れによる意識の低下や失敗を防ぎ、いかに質の高い職務遂行能力を維持し続けるかということが課題だと思います。そのために私が必要だと感じて心がけていることは、生活において公私のメリハリを付けることと、仕事だけでなく職場自体をも楽しむことです。なかでも入局してから始めた部活動はほどよい気分転換となり、また所属を越えた人脈作りにも活かされています。

生産者であり公務員でもあるという、ある意味相反した形態を内包する造幣局での業務は、皆さんにとって特異なものとして映るかもしれませんが、そこにこそ本組織の他官庁とは一線を画す面白さがあると感じています。造幣局には日々変化する時代の流れを乗り越えるだけの環境と価値が確かにあるので、訪問して当局の雰囲気を肌で感じ、自分に合っていると思った皆さん、自信を持ってチャレンジして下さい。

(所属は平成23年7月現在)

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私が思う造幣局の魅力
総務部 経理課 係員(平成21年採用:Ⅱ種建築)

総務部 経理課 係員の画像

造幣局に入局して、私が初めて配属されたのは装金極印課でした。ここでは、主に貨幣の種印(極印(金型)のもととなるもの)や勲章・章牌などの極印(金型)、品位証明等の検定印の製造を行っており、私は作業伝票の発行や報告書の作成などを担当していました。

種印や極印が出来上がるまでには、電鋳や縮彫、旋盤、修正といった様々な工程があり、事務を行なっていく上で、それぞれの工程における作業や全体の流れを把握していることが必要となります。配属当初はそれらを覚えるだけで精一杯でしたが、貨幣や勲章のもととなる種印や極印が出来上がっていく様子を間近で見られたことは、とても貴重な経験になったと思います。

現在は経理課に所属していますが、異動になるまでは経理に関する知識や経験は全くありませんでした。そのため、専門的な用語が出てきたり、複雑な内容の案件だったりして、まだまだ分からないことも多くありますが、周りの方々に教わりながら勉強しつつ、意欲的に仕事に取り組んでいます。

いずれは建築に関わる仕事にも携わっていきたいと考えていますが、それ以外のいろいろな部署も経験し、様々な分野の仕事にかかわっていければと思っています。

造幣局の魅力はいろいろとありますが、私は、専門の分野に関係なく様々な仕事に携わっていけるということではないかと思います。みなさんも多岐にわたって幅広く活躍できるこの造幣局で一緒に働いてみませんか。

(所属は平成23年7月現在)

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“日常生活の当たり前”を造る誇りと魅力
貨幣部 生産管理課 係員(平成20年採用:Ⅰ種理工Ⅰ)

貨幣部 管理環境課生産管理室 係員の画像

造幣局と聞いて、皆さんには容易に『貨幣を造るところ』と想像して頂けると思います。しかしそれだけしか想像できず素通りしてしまう方も多いのではないでしょうか。それはきっと、『貨幣なんて日常生活に存在して当たり前』という概念があるからではないか、と考えます。

3年前、私も皆さんと同様に公務員を目指していた頃は、やはり貨幣の存在を日常生活の当たり前として、素通りしていた一人でした。そんな中、造幣博物館を訪ね、そこで展示物を鑑賞した際、その歴史や伝統の深さに感銘を受けるとともに、それらに裏打ちされる貨幣への信頼を強く感じました。私自身、現在急速に普及している電子マネーでさえ、貨幣の存在そのものに対する信頼は必要不可欠ではないかと考えています。そこで、貨幣の存在を如何に守り、信頼を如何に維持するかに自分の力を注いでみたいと感じるに至り、造幣局を志望しました。

現在、私は管理環境課の中にある、生産管理室に所属しています。そこは、工場内で生産された貨幣そのものにおける、重さや大きさなどといった品質について管理する部署です。品質を純正画一に保つための様々な工夫などを各製造工程内に提起したり、万が一問題が起こった場合には、各工程を確認し、主導的にその問題の解決に当たったりします。

私自身、この部署での仕事を通じ、貨幣という当たり前を守ることがいかに大変であるかを日々感じます。しかし一方で、造幣局員が貨幣の品質を製造の面でしっかり守っていることによって、国民の皆さんに日常生活で安心して当たり前のように小銭を使って頂くことができ、それが貨幣への信頼にもつながっていると改めて実感します。そして、造幣局員として、または国家公務員として、大いに仕事のやりがいを感じます。

造幣局の業務は、国民の日常生活に直結させて考えやすく、国家公務員としての誇りをより高く持って仕事が出来る点に、大きな魅力があると考えます。少しでもご興味を持たれた方々はぜひ、官庁訪問や博物館にもお越し頂き、私たち局員の誇りと魅力を感じ取ってみて下さい。心よりお待ちしております。

(所属は平成22年6月現在)

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製錬より愛をこめて
貨幣部 貨幣製錬課 製錬係 係員(平成21年採用:Ⅱ種化学)

研究所 実験開発課 製錬係 係員の画像

製錬係では、財務省との契約による金・銀の精製や鋳潰作業、そして造幣局内で必要とされる地金の鋳造などを行っています。製錬で鋳造する金銀の定型塊はLBMA (ロンドン貴金属市場…世界的な基準にもなっている)登録済みであり、国内外を問わず通用する高品質なものを製造しています。また、造幣局で作る勲章や貨幣にはそれぞれ最適な品位があり、地金の品位が七宝の発色や加工性に影響を与えるため、製錬ではそれぞれに適切な品質の材料地金を提供しています。さらに、造幣局で必要とされる地金を製錬係で精製・鋳造することで、外部からの購入量を抑えることに貢献しています。

製錬での事務は、会計システム及び帳簿による購買管理、在庫管理と作業報告書作成、勤務時間管理等々、製錬全体に関わる事務をおこなっています。小規模な部署ですが、そのため一年目でも主体的に関わっていける部分が多く、全体の流れを把握しやすいと思います。また、希望すれば、製錬係に関わる分析手法等、興味ある分野について他課で研修を受けることもできます。

「物を造ること」が造幣局の最大の業務なので、事務員の仕事は①安全に②滞りなく③効率的に、作業が進められるよう対処することが求められます。なので、機械が壊れた、急に材料が不足した、などという事態にならないよう、作業者の方々としっかり連携を取りつつ対応していくことが重要になります。

造幣局と言えば貨幣を造るところ、通り抜けをやっているところだと認識されがちですが、他にも上記のように特殊な分野の仕事があり、とても興味深い職場です。どこの部署に配属されても、全て何かしらの製品に関わっているということが実感できれば、きっと楽しんで仕事ができると思います。

(所属は平成22年6月現在)